しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

映画や海外ドラマの感想いいながら『隙あらば自分語り』のブログです。

訪問介護とデイケア、そして土曜日はリハ助手と。結局、3つの部署を掛け持ちすることになってしまったのですが。

確かに仕事量というか、やることは増えました。しかしそれはいいんです。

・・・よくはないんですけど。ただワタシ個人としてはビジンダーさん、あなた方が入ってくる以前も、十分忙しかったので。

本業の、訪問介護のほうを疎かにしていた感は否めませんが。それでも各部署で、それなりの仕事は出来ていたはずです。


ワタシを悩ませたこと。デイケア兼務することで、ワタシの受けた弊害。

それはやはりブーカとの関係性です。

ワタシがただのデイケア職員だったら、まだよかったのです。

しかしワタシは訪問介護事業所の所長です。ブーカの上司なのです。

その上司であるワタシが、デイケアではブーカと同じ立場で仕事をしなければならないという・・・

このことは少なからず、お互いの関係性をおかしくしてしまったというか。

自分としてもやり辛かったし、訪問介護の運営にも悪影響を及ぼしたと感じています。


それはデイケア関係なくないか? デイケアで一緒に働かずとも、ふたりは上手くいかなかったのではないか?


ビジンダーさん。もしかしたらあなた、そう仰りたいかもしれない。

しかし訪問介護事業所が、本来の在るべき姿だったなら。

ワタシがデイケアには赴かず、2階で所長としての業務だけを行い、ブーカには仕事の指示を出すだけ。

そういう業務形態であったのなら・・・お互い距離が取れますし、立場の違いもハッキリしますから。

そっちのほうが、案外いい感じの「上司と部下の関係」が築けたかもしれない。


・・・いや、やっぱりブーカじゃ無理か。


ブーカのこと以外にも、デイケア兼務の弊害。あるにはあるんです。

ですが、だからといって

「あなたから電話が掛かってきたとき、断っとけばよかった」

と思っていたかといえば、そうでもなく。

なぜそう思わなかったかといえば、そこにはまた違う『理由』があるワケです。

実を言うと・・・自分には『断りたい理由』があったのです。

そのことについて語るとなると、また長い話になりますし。

あまり気持ちのいい話でもないですので、割愛させていただきます。


そして。

院長先生からも「もうデイケアには行くな」と言われてましたので。

それを理由に断ることだって出来たのです。


つまり、何が言いたいかというと。

『断りたい理由』も『断れる理由』もあった、ということです。


それを断れなかったのは、あなたからの電話、長すぎる説得に根負けして・・・ってまた前回と同じこと書いてますけど。

あなたの説得に応じてしまったのは、流されてしまった、断りきれなかった。

確かに事実としては、そうなのでしょうが。

自分の中に『断りきれない理由』というのも存在していたのです。


・・・『理由』というより『思い』と言ったほうが正確かもしれません。

その『思い』というのは、ひと言で言うと『自責の念』です。


ワタシはM病院デイケアの創立メンバーですから。

思い上がりと言われればそれまでですが、自分がデイケアを作って来たという自負もありましたから。

そのデイケアで働く職員が「仕事が大変で辛い」と嘆いているのであれば、それは自分にも責任があるのではないのか、と。

そういう『思い』もあって、「もあって」です。あなたの頼みを断れなかった。これは本当です。


でも、その『思い』は間違いでした。

これは当時を振り返って、とか。今から思えば、とか。

そういうことではなく、あのころ案外早い段階で、ワタシはそのことに気付いていたんです。


確かにワタシは、開設当初からのデイケアスタッフで。

自分で言うのもアレですが。そのころのワタシ、実によくやってたと思います。

2番目の看護婦さんが辞めたあとは特に。

ここで『がんばってましたアピール』するつもりはないのですが・・・

とにかく、よくやってました。


しかしワタシがどんなにがんばってみたところで、それでM病院デイケアが働きやすい職場になるワケではありません。

人が足りないのであれば、それは病院側にどうにかしてもらうしかないですし。

ワタシの力が及ぶところではなかったのです。

それを短絡的に、自分のせいなのかも、とか。『自責の念』とか。

勘違いも甚だしい、とでもいうか・・・それこそ思い上がりもいいとこ、てヤツです。

デイケア開設後も、土曜日はリハ助手として業務するよう院長先生から申し付けられたとき。

ワタシは何の不満も抱きませんでした。

それはワタシがM病院に就職して間のない、まだリハ助手としての仕事に慣れていなかったころ。

当時のリハビリ主任だったE島先生が、ワタシのいないところでワタシのことを庇ってくれたから。

E島先生の人情に触れたから、とでもいいましょうか。


そしてE島先生がいなくなったあとも、ワタシはリハ助手業務を続けるワケですが・・・それは退職する前のE島先生に

「ws先生も入って来てすぐ主任で大変そうだから。手伝ってあげて。」

と頼まれたからです。


ws主任はワタシに随分、親切にしてくれました。

リハビリとデイケアのスタッフの中で、ワタシのことを『訪問介護事業所所長』として扱ってくれたのは、ws主任だけだったように思います。

何もなければ、ワタシはそのまま土曜日のリハ助手業務を続けていたはずです。

これは間違いありません。

しかしそれが出来なくなります。それは過去記事にあるとおりです。

自分にはどうすることも出来ない、仕方がないことだったのです。


リハビリの件に関しては、これくらいでいいでしょう。ご理解いただけたと思います。

今度はデイケアです。


所属が訪問介護に移ってからは、当然のことながらワタシがデイケアで働くことは『兼務』ということになります。

しかしこのデイケアでの『兼務』。これも過去記事にあるかもしれませんが。

院長先生から止められていたのです。

訪問介護事業所開設、その直前だったか直後だったか・・・そのころに院長先生から「もうデイケアには行くな」と言われておりました。

にも拘わらずワタシは、むしろそっちが本職といっても過言ではないくらいデイケアで仕事をしていました。


そういう状況になったのは、ビジンダーさん。あなたがワタシに電話してきて。

通話料金をワタシに払わせるために電話を掛けなおさせ、その上で長時間に渡り説得して。

それでワタシが根負けして、断りきれないまま押し切られてしまった、と。

事実としては、それで合っております。合っておりますが・・・

自分にもいろいろと、思うところあったんです。

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