ちょっと前に書きましたけどね。
普通、仕事クビになったら。
次の職場では同じ轍(てつ)を踏まないようにしよう。嫌なことでも真摯に取り組もう、真面目にがんばろう。
そう思うはずですよね?
・・・そう思わない人間だから、クビになったのかもしれないけど。
ブーカとN本。なんなんだよ、あのふたりは!?
キチガイじゃないか!!
あ、ちなみに地獄行くんも前の会社、クビね。
「前に勤めていたところ、不景気でリストラされまして・・・。」
「不景気でリストラ? じゃー他に何人も辞めさせられたの?」
「いや・・・僕だけです。」
・・・それ不景気だからじゃねーよ。景気はいいけどお前はダメだ、ってことだよ。
ってゆーか何ここ(デイ)? リストラ人間更生施設?? アイツらのための
施設なの?
地獄行くんもおかしかったしね。I掛ちゃんもおかしい。でもよかった、その
時期にAべが来なくて。
ブーカ、N本、地獄行、I掛、Aべ。
同じ職場・同じ時期に、キチガイが5人も在籍するところだった。
あ、ワタシ含めたら6人になるんだ(*゚o゚*)
キチガイだよ、全員集合!! ですよホントに。
でもね。ブーカにせよN本にせよ、訪問介護事業所の所長であるワタシがメンバーに入れたくない、偉そうな言い方すれば、「使いたくない」。
そう思ってたのは、アイツらがキチガイだから、っというワケではないのです。いや、それだけが理由じゃない、という表現のほうが正しいのかな??
・・・なぜブーカやN本を「使いたくなかった」のか?
単刀直入に言います。「こいつらは通用しない」。これに尽きます。
M病院に勤める前、ワタシはT病院という療養型病院に3年いました。
T病院で介護の仕事に勤しんでいたのは、子育てにひと段落ついて仕事復帰した、いわゆる『家庭の主婦』ばかりでした。
別にそういう人たちが悪いワケではありません。実際にやってる仕事は介護職員全員同じですし、それなりに質を保った介護も出来ていたと記憶してます。
しかしやはり勉強しなければ、学ぼうという気持ちがなければ。知識や技術は身に付きません。そして知識と技術がなければ、よりよい介護は出来ません。
後にM病院デイケアにきたG藤さん。あの人も子育てひと段落系でしたけど、
介護福祉士の勉強して資格取りましたね。
T病院の『家庭の主婦』群の中にはそんな人、ひとりもいませんでした。それどころか「学校の勉強など、介護の現場では通用しない」と宣う始末です。
そのころワタシは介護福祉士になるための勉強をしていました。そして「わかったような気持ち」になっていました。
そんなワタシにとって、その『家庭の主婦』上がりの介護職員は、ただただ鬱陶しいだけの存在でした。
そして・・・若かったんですね。こんな風にも思っていました。
家庭で家事をしてきたからといって、介護が出来るワケじゃない。勉強する気もなんにもない、そんな人たちには介護の世界に来てほしくない、と。
・・・お恥ずかしい限りです。理想に燃えてたんでしょうね。
ただ、時代は変わろうとしていました。2000年の介護保険制度開始に向けて、医療系の専門学校も介護分野を重んじるようになります。
ワタシは希望を抱いていました。
「近い将来、介護の職場で働く人間は、専門学校で知識と技術を修得した若い子ばかりになる。そうなれば・・・介護の世界も変わる。」
はい、昔から他力本願のワタシです。
そしてM病院です。
ワタシは当初はリハ助手、その後デイケア創立メンバーとなり、その功績が認められて、その功績が認められて、
その功績が認められて
大切なことなので3回言いました。とにかくその功績が認められて(4回目)訪問介護事業所の所長を任命されたワケですが。
不安な気持ち・・・強かったです。
それは人生初の責任者に就任、そこから来る不安感ではありません。
ヨソの病院のことは知りません。しかしM病院ではリハビリとデイケアで多くのお年寄りを見てきています。来院患者やデイ利用者の傾向を知っています。
M病院に通院する患者、デイ利用者。家庭での身体介護が必要なお年寄り、ほとんどいませんでした。
そもそも家での身体介護が必要な方って、自分で病院に来るのも困難な人でしょうから。むしろ訪問看護のほうを希望するのではないでしょうか?
・・・訪問看護がどーいうものなのか、とか、医療保険とか介護保険とか。その辺よくわからんのですけど。所長だったのに。
だけど「じゃーM病院訪問介護の需要はないのか?」と訊かれたら、そーでもない、と。当時のワタシは答えていたと思います。
ある部分というかなんというか。それである程度、需要は見込める、と。
それがお年寄りの生活支援・家事援助です。
ワタシは3年間の実務経験で介護福祉士の受験資格を得たので。専門学校には行ってません。なので学校でどんなふうに教えているかは知りません。
一応、受験科目の中に『生活支援技術』というのがありますが、それは筆記試験の科目であって、実際に学校で掃除や調理の実習などはしないと思います。
そして実技試験。ワタシもいちいち過去問を調べていませんが、大体トランスファーとかそんなんで、掃除したり料理作ったりはしないはずです。
・・・これでわかってもらえたと思います。
ブーカやN本に限ったことではないのです。介護の知識と技術を修得してきた、専門学校の卒業生たち。ワタシが期待していた若い人たち。
残念ながら、通用しないのです。いや、通用しない人が多いと表現すべきでしょうか。
ワタシの見立てでは「使えない」です。家事援助という仕事では。
訪問介護の所長に任命された際、ワタシが求めた、必要とした人材。
それは家庭で家事をしてきた、家事経験が豊富な人間だったのです。
皮肉な話です。
T病院時代には疎ましく思っていた、『家庭の主婦』上がりの介護職員。
それこそワタシが欲しかった人材なのです。
普通、仕事クビになったら。
次の職場では同じ轍(てつ)を踏まないようにしよう。嫌なことでも真摯に取り組もう、真面目にがんばろう。
そう思うはずですよね?
・・・そう思わない人間だから、クビになったのかもしれないけど。
ブーカとN本。なんなんだよ、あのふたりは!?
キチガイじゃないか!!
あ、ちなみに地獄行くんも前の会社、クビね。
「前に勤めていたところ、不景気でリストラされまして・・・。」
「不景気でリストラ? じゃー他に何人も辞めさせられたの?」
「いや・・・僕だけです。」
・・・それ不景気だからじゃねーよ。景気はいいけどお前はダメだ、ってことだよ。
ってゆーか何ここ(デイ)? リストラ人間更生施設?? アイツらのための
施設なの?
地獄行くんもおかしかったしね。I掛ちゃんもおかしい。でもよかった、その
時期にAべが来なくて。
ブーカ、N本、地獄行、I掛、Aべ。
同じ職場・同じ時期に、キチガイが5人も在籍するところだった。
あ、ワタシ含めたら6人になるんだ(*゚o゚*)
キチガイだよ、全員集合!! ですよホントに。
でもね。ブーカにせよN本にせよ、訪問介護事業所の所長であるワタシがメンバーに入れたくない、偉そうな言い方すれば、「使いたくない」。
そう思ってたのは、アイツらがキチガイだから、っというワケではないのです。いや、それだけが理由じゃない、という表現のほうが正しいのかな??
・・・なぜブーカやN本を「使いたくなかった」のか?
単刀直入に言います。「こいつらは通用しない」。これに尽きます。
M病院に勤める前、ワタシはT病院という療養型病院に3年いました。
T病院で介護の仕事に勤しんでいたのは、子育てにひと段落ついて仕事復帰した、いわゆる『家庭の主婦』ばかりでした。
別にそういう人たちが悪いワケではありません。実際にやってる仕事は介護職員全員同じですし、それなりに質を保った介護も出来ていたと記憶してます。
しかしやはり勉強しなければ、学ぼうという気持ちがなければ。知識や技術は身に付きません。そして知識と技術がなければ、よりよい介護は出来ません。
後にM病院デイケアにきたG藤さん。あの人も子育てひと段落系でしたけど、
介護福祉士の勉強して資格取りましたね。
T病院の『家庭の主婦』群の中にはそんな人、ひとりもいませんでした。それどころか「学校の勉強など、介護の現場では通用しない」と宣う始末です。
そのころワタシは介護福祉士になるための勉強をしていました。そして「わかったような気持ち」になっていました。
そんなワタシにとって、その『家庭の主婦』上がりの介護職員は、ただただ鬱陶しいだけの存在でした。
そして・・・若かったんですね。こんな風にも思っていました。
家庭で家事をしてきたからといって、介護が出来るワケじゃない。勉強する気もなんにもない、そんな人たちには介護の世界に来てほしくない、と。
・・・お恥ずかしい限りです。理想に燃えてたんでしょうね。
ただ、時代は変わろうとしていました。2000年の介護保険制度開始に向けて、医療系の専門学校も介護分野を重んじるようになります。
ワタシは希望を抱いていました。
「近い将来、介護の職場で働く人間は、専門学校で知識と技術を修得した若い子ばかりになる。そうなれば・・・介護の世界も変わる。」
はい、昔から他力本願のワタシです。
そしてM病院です。
ワタシは当初はリハ助手、その後デイケア創立メンバーとなり、その功績が認められて、その功績が認められて、
その功績が認められて
大切なことなので3回言いました。とにかくその功績が認められて(4回目)訪問介護事業所の所長を任命されたワケですが。
不安な気持ち・・・強かったです。
それは人生初の責任者に就任、そこから来る不安感ではありません。
ヨソの病院のことは知りません。しかしM病院ではリハビリとデイケアで多くのお年寄りを見てきています。来院患者やデイ利用者の傾向を知っています。
M病院に通院する患者、デイ利用者。家庭での身体介護が必要なお年寄り、ほとんどいませんでした。
そもそも家での身体介護が必要な方って、自分で病院に来るのも困難な人でしょうから。むしろ訪問看護のほうを希望するのではないでしょうか?
・・・訪問看護がどーいうものなのか、とか、医療保険とか介護保険とか。その辺よくわからんのですけど。所長だったのに。
だけど「じゃーM病院訪問介護の需要はないのか?」と訊かれたら、そーでもない、と。当時のワタシは答えていたと思います。
ある部分というかなんというか。それである程度、需要は見込める、と。
それがお年寄りの生活支援・家事援助です。
ワタシは3年間の実務経験で介護福祉士の受験資格を得たので。専門学校には行ってません。なので学校でどんなふうに教えているかは知りません。
一応、受験科目の中に『生活支援技術』というのがありますが、それは筆記試験の科目であって、実際に学校で掃除や調理の実習などはしないと思います。
そして実技試験。ワタシもいちいち過去問を調べていませんが、大体トランスファーとかそんなんで、掃除したり料理作ったりはしないはずです。
・・・これでわかってもらえたと思います。
ブーカやN本に限ったことではないのです。介護の知識と技術を修得してきた、専門学校の卒業生たち。ワタシが期待していた若い人たち。
残念ながら、通用しないのです。いや、通用しない人が多いと表現すべきでしょうか。
ワタシの見立てでは「使えない」です。家事援助という仕事では。
訪問介護の所長に任命された際、ワタシが求めた、必要とした人材。
それは家庭で家事をしてきた、家事経験が豊富な人間だったのです。
皮肉な話です。
T病院時代には疎ましく思っていた、『家庭の主婦』上がりの介護職員。
それこそワタシが欲しかった人材なのです。