しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

映画や海外ドラマの感想いいながら『隙あらば自分語り』のブログです。

「でも、おかしくない? ブーカさんって結局、クビにはならなかったよね?」

ここまで読んできてビジンダーさん、あなたはそう思われてるかもしれません。

・・・そうですね。

確かにブーカ、クビにはならなかったですね。


ねずみ男事務長はブーカを辞めさせる気、満々でした。当然のこと、その事務長がこの話を有耶無耶にするワケはありません。

では院長先生がブーカの解雇、及び訪問介護事業所の閉鎖を認めなかったのか? 

・・・それも違います。そもそもこの話 

院長先生のところまで行ってません。


バタフライエフェクトという言葉、ご存知でしょうか?

映画のタイトルにもなりましたから、聞いたことはあると思います。日本でいう「風が吹けば桶屋が儲かる」と同意語ですかね。

バタフライ。蝶です。

ブラジルで、一匹の蝶が飛んでいたとします。その羽はばたきで起こる風。

・・・そんなもの、僅かなもんです。

しかしその風が、自然や気候、そして偶然の巡り合わせなど様々な要因を受けて流れていくと・・・

最終的には、テキサスで竜巻を起こす可能性もある。

たとえ些細なことでも、それが原因となって『未来』が変わる。全然関係ないようなところにも、多大な影響を及ぼすことだってある。

そういう現象を表す言葉です。


ねずみ男事務長との密談の日から、しばらく経ったあと。


バタフライエフェクトが起こります。


そしてそれは・・・

全てを変えてしまいます。

全てをです。


もし今の記憶を残したまま、過去に戻れるとしたら。

ねずみ男事務長から「ブーカを辞めさせたい」という話を持ち込まれたとき。

そこからやり直せるとしたら。

ワタシは「辞めさせる」「辞めさせない」どっちを選ぶか?


答えは「わからない」です。


いや「わからない」とか、おかしいやろ? と思われるかもしれません。

しかし今となっても・・・といより、その後に起こる『バタフライエフェクト』を知っている今だからこそ。

本当にわからないのです。どっちを選ぶべきだったか。


そして・・・もしあのとき、即決でブーカを辞めさせていたとしたら。その後、一体どうなっていたのか?

それも全く想像が出来ません。


しかし。

ブーカを「辞めさせる」「辞めさせない」それ以外の選択肢をひとつ、付け加えられるなら。第三の選択が可能だとしたら。

ワタシが取るべき最善の策。ひとつだけあります。

それは当時のワタシでは、とても思い付かないことです。


取るべきだった最善の策。当時だったら思いもよらない、第三の選択。

それは

その時点でワタシが辞めることです。

「ブーカをすぐにクビにしなかった」もうひとつの理由。

それは・・・ 予感です。

またそんな話か('~`;) と呆れてるかもしれませんが。まー聞いてください。


フリンマンとws主任をくっつけようとしたり。もう10年以上も関わりのないあなたに、いきなりメールを送ったり。

ワタシは時折、ワケのわからない積極性と瞬発力を発揮するのですが。

基本的には自分から動かない人間です。前に出て主張するより、引いて我慢するほうを選ぶタイプなのです。

そんな人間からすると、起こること・自分の身に降りかかってくること。これがとても重要になってきます。

自分から動かない以上、それが人生の大部分を形成していくワケですから。


そして。「棚から牡丹餅」とか「果報は寝て待て」とか。そんな諺(ことわざ)、いろいろありますよね。

でもそんな、何もしてないのに幸運が舞い込んでくるとか・・・そんな都合のいいこと、然う然うあるワケないんです。


ワタシは自分からはなるべく前に出ようとせず、「川の流れのように」「時の流れに身を任せ」生きてきました。

しかし清流でも、大雨が降れば激流になります。川にゴミを投げ入れる人もいます。工場排水で汚染されることもある。

ワタシの人生・・・いや、流れに身を任せている立場上、それは運命といってもいいですかね。

とにかくワタシの人生・運命。まるで投げ入れられたゴミが流れる、激流の工場排水のようでした。


そして嫌な経験を多く積んできた人間は・・・不幸に敏感になるんです。

しかも概ね、その不幸というもの。自分の予想を遥かに上回ります。

悪いことが起きそうな予感しているにも関わらず、思ってもみない不幸な出来事が起こる。まー不幸な出来事って大体そんなもんでしょうが(笑)。


ねずみ男事務長と話をしている最中。

「これでブーカと離れられる」「しかしビジンダーさんが納得してくれるか?」と。いろんな感情が入り交じり、複雑な気持ちでした。

しかし「今から院長に話にいく」と、ねずみ男事務長に言われたとき。


とてつもなく嫌な予感がしました。


それがその日、その時点でブーカを辞めさせることを決定しなかった理由です。

「ブーカを辞めさせたら、N本も一緒に辞めてしまうかもしれない」

ビジンダーさん。これは元々、あなたの発した言葉です。

その言葉をワタシがねずみ男事務長に申し上げ、その上で「だからデイに、ふたり雇ってほしい」と。

・・・ワタシの意図、わかりますよね?

あなたに納得してもらうためです。

いや、これで納得してくれるだろうと思ったのです。ふたり辞めたとしても新たにふたり雇う。そうすれば人員数的には一緒です。

ブーカをクビにすること、あなたも認めざるを得ないだろう。そう思いました。


でもそれは理屈ですよ。


例え理屈は通っていても、感情的な部分であなたは納得しないかもしれない。

ブーカがクビになったことでN本も辞める。それはいい。

しかしそれで嫌気がさしたあなたが、万が一退職届でも出そうものなら。あなたまで、いなくなってしまったら・・・。


それが「即刻ブーカをクビにする」判断を鈍らせた、ひとつの要因です。

別にビジンダーさん、あなたのせいにするつもりはありません。ワタシに決断力がなかっただけです。


でもこの日、家に帰ったあと。いろいろ考えました。

どうやったら、あなたを納得させられるか? 

どうやったら、事を穏便に済ませられるか?

そこで思い付いたのが・・・新たに雇う職員ふたりのうち、ひとりは看護婦さんを雇用するようお願いする、ということ。

これだったらビジンダーさんも体調の悪いときとか、気兼ねなく休めるでしょう? 普段の業務の負担だって軽くなります。

ワタシだって看護婦さんがひとり増えたら・・・例えあなたが休んだとしても、もう病棟に応援のお願いなど、行かなくて済むのです。

本当に嫌だったんですよ、あれ(´;ω;`)


だけどこの、看護婦をもうひとり雇うということ。これもまた諸刃の剣で。

「ひとり(看護婦が)いるんだから、もう私、辞めていいよね~♪」って感じで。あなたがアッサリ辞めてしまうかもしれない。

そういう、ワタシにとって嫌な結果になる可能性も併せ持っていました。


なら、どうしたらいいだろう? どうやったら上手く物事が運ぶんだろう?


・・・その日だけじゃなかったです。しばらくの間、ずっとそんなことばかり考えてました。そして悩みました。

本来このブーカの件、訪問介護の問題なんですけどね。まわりがどーのこーのじゃないんですけど。自分が余計なこと、考え過ぎたのかな・・・。


ねずみ男事務長との密談のあと、すぐにでもブーカをクビに出来たのにしなかった理由。辞めさせたい気満々だったのに、その場で即決出来なかった理由。

もうひとつあります。


・・・今まで長々と付き合わせてしまってスミマセン。しかし時系列的にこの段階で、書きたいけど書いてない話、端折ってる部分。いっぱいあるんです。

ま、それはそれとして。ブーカとN本の話、もうすぐ終わります。

N本が辞めるときの話は、また別の機会に。

そして中断? 状況の『不倫編』も、あと1回あれば終わらせるのに十分だと思います。

今年中に全て書き終えるつもりです。とりあえず、あなたが辞める日の話までは。それまで読みに来ていただいたら幸いです。

↑このページのトップヘ