「〇〇チくん、キミがいないときにひとり、訪問介護の面接したんだけどさ。
その子も前のところ、クビ になってるみたいなんだよね。

・・・どーしてそんなのばっかりくるのかね(´Д`) 」


それがN本です。

仕事に就いてすぐ辞めたり・辞めさせられたりというのは、介護の世界ではさほど珍しいことではありません。
職種にしろ職場にしろ、合う合わないはあります。


でも新卒となると話は別です。ワタシは所長であるにも関わらず、N本の履歴書を見たことなかったのですが・・・おそらく前の職場(〇婦岩病院の施設?)は、新卒で就職したのでしょう。

新卒となると雇う側も、おいそれとクビには出来ません。彼女は確か西短出身でしたが、学校との兼ね合いもあります。

それに新卒で雇う場合は、最初のうちは戦力として見ないのがほとんどです。

雇用する側は育てるつもりで採っています。余程のことがない限り、切らないのが普通でしょう。


・・・だからそんなこと、言われんでもわかっとるわいっ!! とツッコミ入れられそうですが。さらにもうひとつ。

これもビジンダーさん、ご存知でしょうが。人を正式な形で解雇するのは、結構難しいことなのです。


フリンマンやS原さん・・・S原さんに至っては『業務上横領罪』ですよ。

そのふたりを病院が解雇処分にせず、敢えて依願退職扱いにしたこと。それはふたりの将来を考えて・・・という理由だけではないはずです。

S原さんはともかく。もしフリンマンを懲戒解雇処分にでもしていたら、病院側が不当解雇で訴えられ、負けていた可能性だってあったのです。

ハードルが高いんです。人を辞めさせるというのは。


ただ、その解雇処分を比較的、簡単に出来る期間があります。それが試用期間です。これもご存知ですよね。

ただN本の件・・・N本が〇婦岩を解雇されたのは、就職してから6ヵ月後のことなのです。

試用期間というのは通常3ヵ月ぐらいのものだと思うのですが・・・6ヵ月後に解雇というのは、ちょっと考えられないことなんですよね。


まーでも〇婦岩病院、賢明だったと思います。コイツもブーカ同様、仕事以前の問題です。