施設基準を満たさないまま開設しようとしていた、訪問介護事業所『ヘルパーステーションか〇え』。

・・・このとき、病院はどうすべきだったか?


1 どんな手段を使ってでもひとり、訪問介護の職員を雇う

いや、そうしなければいけないんですよ。訪問事業所を開くつもりならば。

「誰も面接を受けに来なかった。」

ねずみ男事務長は仰っておりましたが、だったら探して来いって話です。長年、病院に勤めているんだったら伝手はあるでしょう?って。

約束を破ることと約束を守れなかったこととは違います。しかしワタシは

約束は守る男です。

ねずみ男事務長を責める気はありませんが

「N本を残すことを許可してくれたら、必ず訪問にひとり補充する」

その約束が守れなかったのであれば、その代償としてN本をクビにべきでした。


2 病棟の看護助手をひとり、訪問スタッフにまわす

今考えたら、これが1番の対処法でしたかね。普段は病棟で働いてもらうのです。そして訪問の仕事があるときだけ、利用者宅へ行ってもらうのです。

病棟の看護助手さんたちはほぼ全員、家庭の主婦でした。家事経験者です。所長であるワタシが最も欲しかった人材です。

そして何より・・・彼女たちはワタシより年上、そしてM病院ではワタシより先輩。それが大きいのです。

もし病棟の助手さんが、訪問のスタッフになってくれていたら・・・

ワタシはその人を、部下として扱わなかったでしょうね。協力者として尊重してたと思います。


3 訪問介護事業所の設立を中止する

いや、そりゃそうでしょ。施設基準、満たしていないんだから。



しかし結局・・・ヘルパーステーションかた〇は、訪問事業及び責任者としての経験が全くないワタシと、知的障害者のふたりで船出することとなりました。


この状況をゲームに例えるとですよ。

ナイフもハンドガンも持たず、全力疾走だけでバイオハザードをクリアしろ!!

ってのと一緒ですわ。


・・・いや、知的障害者のブーカという重荷を背負わされているワケですから。

武器を持たないクリス?レオン?の両脇に5キロの米袋を抱えさせ。それを1回も下に置いてはいけない、それでラグーンシティを全力疾走。ハーブもセーブもなし。

無理ゲーだっつーの!!

いやもうこれ、デビルメイクライですわ。悪魔も泣き出す状況ですよ。どんだけ過酷なミッションなんだって!!


でも、これだけじゃ済まなかったんです。ヘルパーステーションかた〇号、この後、とんでもない嵐に見舞われます。

えぇ。人のせいにするのはよくないでしょう。ワタシが所長である以上、ワタシの責任です。ワタシのやり様が悪かったんです。ワタシが甘かったんです。

それでもやっぱり・・・腹が立ちますよ。


死後の世界があるかどうか? それは死んでみないとわかりません。

だけどブーカにN本。彼女たちには死後の世界、用意されています。

クソ池地獄という死後の世界。

メタンガス吹き出す灼熱のクソ池地獄にて。N本とブーカ、100兆年間立ち泳ぎの刑です。