もし自分が、他の動物に生まれ変わるとしたら・・・

多分、カエルやろうね。


腸(はらわた)、煮えくりカエル ゲコゲコ


・・・今書いてるN本の話も、胸糞案件ですけど。

ま、自分の甘さもあります。何を言われようとも、毅然とした態度をとるべきだったんでしょうね。


では、続き。「ブーカもデイケア兼務にしてくれ」とN本に言われ、院長先生にお伺いを立てにいくワタシ。

・・・このときワタシは院長先生に

「ダメだ。」

そう言ってもらいたかったんです。

いや、ワタシが言っても聞かないから、N本は。院長先生が「ダメだ」と言ったという、いわば『お墨付き』が欲しかったんです。


しかし院長先生からは、意外な言葉が返ってきました。

「お前が決めろ。」

はへ?

「お前が所長だ。お前が決めろ。」

「いや、でも一応・・・事務長に・・・」

「事務長に訊かなくていい、お前が決めろ。ただ、婦長には報告しろ。」

・・・この話、嘘じゃないですよ。こんなことで嘘ついても、なんの意味もないでしょ?

だけど困りましたよ~。そんな決定権、与えられてもねえ(=゚ω゚=;)


今考えたら、ねずみ男事務長が帰ってくるまで待てばよかったんでしょうけど。

N本がグズグズ言って困ってるってM本さんが言うから。こっちも変に気が焦っていたのかな・・・。

それで取り合えずブーカのところに行ったんです。したらブーカはブーカで、そうでもない風。「デイで働けたらデイがいいけど、別に・・・」って感じ。

どうなってんだよ!?

もうね、呆れてモノが言えんというか。なんなんだよ、この状況!?って。


ただね。このとき思ったんです。

ひとりでも多く、デイ職員を補充しておいたほうがいいな、と。

なぜ、そう思ったか。

・・・ビジンダーさん、怒らないで聞いてくださいね。

ビジンダーさん、ワタシはあなたがすぐ辞めると思っていました。

これはあなたがどうこうという問題ではありません。それまでのデイケア看護婦が皆、短命だったからです。

前例に漏れず「あなたも長続きしないだろう」・・・失礼ながら、そう思ったのです。

もちろん介護職員に看護師の代わりは務まりません。ましてやブーカはあんな風だから。役に立つかどうかといえば、役立たずのほうでしょう。

それでもやはり人員は必要なんです。頭数がいるんです。


ワタシとY島さんの、ふたりでやっていたとき。

2番目の看護婦さんと、ふたりでやってたとき。

そして、病棟や各部署の助けはあったものの、正規のスタッフがワタシひとりだったとき。

昼休みなんて取れたことなかったですよ。取れるワケがないでしょ? ひとりやふたりでやってて。

だから看護師云々じゃなくてですね。ひとり辞めたら、ひとり人員が減ることになるんですから。あなたが辞めたときのために、ブーカをデイに置いておいたほうがいい・・・そう思ったのです。


あ、ビジンダーさん、なにも「あなたのせい」と言ってるワケではないですよ。勝手にワタシがそう思っただけですから。

ってゆーか

何もかも、悪いのはN本です。


しかし今にして思えば・・・ワタシってホントに人がいいよね。

いや、自画自賛じゃないですよ。

『人がいいのもバカのうち』ってことですよ。

もう訪問事業所の所長になるのだから。デイのことなんか、放っとけばよかったのに。いらんこと関わって、結局は嫌な思いしてさ。


・・・ええ、嫌な思いしましたよ。その後のデイケアで。嫌な思い、いっぱいさせられました。

そのうちのひとつが、実はこの日のうちに起こります。それは次回の講釈で。