なぜワタシが、その場で『ブーカをクビにする』決断を下さなかったのか。

それは・・・

ブーカを辞めさせることによって、訪問介護事業そのものが運営できなくなってしまう。

・・・申し訳ない。

ワタシなんぞを所長にしてくれた院長先生に、申し訳ない。

そういう思いが脳裏を過(よぎ)って。それでブーカを辞めさせることに、躊躇してしまった・・・


のではありません。


どの道、無理だったんです。それは過去記事にも書いてますよね。

言いワケと捉えられても構いません。無理なものは無理なんです。

ならば1日でも早くブーカをクビにし、訪問事業所を閉じ。ワタシが正規のデイケアスタッフに復帰する。それが最善の策なのです。


以前から言われていたんです。ねずみ男事務長に。

「ブーカが訪問介護に行くことで、M病院の評判まで悪くなってしまう。」

ワタシも同じ考えです。そのブーカを辞めさせ、ワタシが『恥を忍んで』デイケアに出戻りし、誠心誠意で働く。

それが院長先生の気持ちに報いること。そう思ったのです。


N本のことも気ににはなってました。いろいろまた、うるさいだろうなって。
でもそれも大した問題じゃない。

今度のことは『病院の決定事項』なんです・・・実現していれば、の話ですが。

もし実現していれば、それは所長のワタシとねずみ男事務長、そして最終的には院長先生が決めたことなのです。

N本が何を言ってこようと、『院長先生が決めたこと』という大義名分があります。しかもこのときワタシは、それを口実にする気すらありませんでした。


自分で言うのもなんですが。ワタシは上品で、奥ゆかしい人間です。なので自分を主張するのは苦手です。

しかし『病院の決定事項』に異を唱えるなら。院長先生に逆らうと言うのなら。

ワタシは徹底的に闘いますよ。許しません。

そもそもN本にいろいろ言われる筋合いないです。ビジンダーさん、あなたは「ブーカを辞めさせたらN本も一緒に・・・」などと申しておりましたが。

ワタシは何より、そうなることを望んでいたんです。


それならブーカを即決でクビにしなかった理由は? 

ってゆーか、「院長先生に逆らうの許さん」とか言いながら。自分は逆らって、デイケアで働いてたよね?

そう思われてるかもしれません。

説明させてください。まず「院長先生に逆らってデイで兼務していた」ことについては・・・単刀直入に箇条書きさせてもらいますと


デイケア愛

そのほうがM病院のためになる

あなたがそうする様、電話してきた

デイケアを助ける白馬に乗った王子様気取り


それぐらいですかね。あ、あと・・・

ビジンダーさんのそばにいたかったから、というのもあります(●´ω`●)


そして本文冒頭に戻りますが。

なぜそのとき、すぐにブーカをクビにしなかったか?

その理由はふたつ。それは次回の講釈で。