「ブーカをすぐにクビにしなかった」もうひとつの理由。

それは・・・ 予感です。

またそんな話か('~`;) と呆れてるかもしれませんが。まー聞いてください。


フリンマンとws主任をくっつけようとしたり。もう10年以上も関わりのないあなたに、いきなりメールを送ったり。

ワタシは時折、ワケのわからない積極性と瞬発力を発揮するのですが。

基本的には自分から動かない人間です。前に出て主張するより、引いて我慢するほうを選ぶタイプなのです。

そんな人間からすると、起こること・自分の身に降りかかってくること。これがとても重要になってきます。

自分から動かない以上、それが人生の大部分を形成していくワケですから。


そして。「棚から牡丹餅」とか「果報は寝て待て」とか。そんな諺(ことわざ)、いろいろありますよね。

でもそんな、何もしてないのに幸運が舞い込んでくるとか・・・そんな都合のいいこと、然う然うあるワケないんです。


ワタシは自分からはなるべく前に出ようとせず、「川の流れのように」「時の流れに身を任せ」生きてきました。

しかし清流でも、大雨が降れば激流になります。川にゴミを投げ入れる人もいます。工場排水で汚染されることもある。

ワタシの人生・・・いや、流れに身を任せている立場上、それは運命といってもいいですかね。

とにかくワタシの人生・運命。まるで投げ入れられたゴミが流れる、激流の工場排水のようでした。


そして嫌な経験を多く積んできた人間は・・・不幸に敏感になるんです。

しかも概ね、その不幸というもの。自分の予想を遥かに上回ります。

悪いことが起きそうな予感しているにも関わらず、思ってもみない不幸な出来事が起こる。まー不幸な出来事って大体そんなもんでしょうが(笑)。


ねずみ男事務長と話をしている最中。

「これでブーカと離れられる」「しかしビジンダーさんが納得してくれるか?」と。いろんな感情が入り交じり、複雑な気持ちでした。

しかし「今から院長に話にいく」と、ねずみ男事務長に言われたとき。


とてつもなく嫌な予感がしました。


それがその日、その時点でブーカを辞めさせることを決定しなかった理由です。