『シン・大変な思い編』は、当時の出来事、そのときの自分の心情、そして当時を振り返っての考察。主にその3つで構成されます。

なるべく推測や憶測は挟まないようにします。ビジンダーさん、あなたに在りのままの真実を伝えたいからです。


推測といえば・・・昨年、あなたにメールで尋ねたの覚えてますか?

「なぜws主任はあのとき、あんなことを言ったのか?」

その後ワタシもいろいろ考えて、思い付いたこともあるにはあったのですが・・・やはりそれも推測、憶測の域を超えません。

なので今回、ここには書きません。


しかし当時は本当に驚きました。

いや、ハゲがほざいているだけならいいんです。アイツはただのハゲだから。

けれどもws主任がハゲと同じ考えだったら・・・話は別です。

この言葉はws主任からは聞いてませんが、ハゲが言っていた

「自分がデイケアに出向いてデイ職員に指示を出す」

もしこのバカげた案に、ws主任も賛同しているとしたら。

そして本当に、そうなるように仕向けようとしているのなら。

わかりますでしょう?

それはワタシにとって、最も嫌なことです。許せないことなのです。


ワタシはデイケアの創立メンバーです。生意気言います。ワタシが作ったデイケアなんです。

・・・いや、ワタシだけじゃない。初代看護婦のY島さん、その他大勢、デイに関わった末に辞めていった職員たち。

その人たちの、苦労の結晶なんです。

それを・・・何にも知らない、後から入ってきたヤツらが。

それでもビジンダーさん、あなただったらいいんです。あなたはデイケアの専属看護婦ですから。正統継承者なのですから(笑)。

あなたがデイに変革をもたらすのであれば、それは別に構いません。

しかし。

デイケアの名目が通所リハビリとはいえ、ほとんど関わってない、過去の苦労も知らないリハビリのヤツらに・・・

好きなようにされてたまるか!!

それがワタシの、デイケア職員に戻ろうと思った理由です。


ワタシが戻ったあとの、未来のデイの青写真。ブーカがいなくなり、ヘルパーと看護師を各ひとり雇う。あなたと新人看護師のふたり体制。

実はこれ、当時から実現可能でした。夢物語ではなかったのです。

あなたが一時期、体調を崩して休まれてたことがありましたよね?

あのときあなたはねずみ男事務長から『休職』を持ち掛けられ、それをリストラと勘違いされたようですが。

違いますよ。ねずみ男事務長はあなたを残したくて『休職扱い』にしてくれようとしていたんです。そしてその時点で、看護師をもうひとり雇うつもりでした。

元からそのプランがあったワケです。

もしワタシが・・・訪問事業所の所長の座を手放す、その見返りとしてこの条件を要求していたら。

看護師ふたり体制、おそらく実現していたことでしょう。

もちろんそうなることによって、ビジンダーさん、あなたがその新人看護師さんに全てを託し、退職することも考えられましたが。

それも今にして思えば・・・それでよかった気もします。

時期的に微妙ですが。そこであなたが辞めていれば『バタフライエフェクト』は起こらなかった可能性もあるからです。


・・・これだけは、わかっていただきたい。

ワタシこのとき

デイケアを

そして

ビジンダーさん、あなたを

助けようとしてたんです。


院長先生から与えられた、訪問介護事業所所長という名誉を捨ててでも。


次回、ついに『大変な思い編』始まります。