ワタシは確かに、あなた方を助ける『白馬に乗った王子様』気取りでいました。

しかしそれは自分の内面で、だけの話であって。

ワタシはただの1度たりとも、あなた方の前でそのような素振りを見せたことはないはずです。

このときだってそうです。

昼休みの直前になって、デイ利用者の入浴介助を頼まれたとき。

ワタシ、嫌な顔しましたか? 

もしくは「やってあげる」みたいな態度をとりましたか?

むしろあなたが気兼ねしないよう、意識して普通に振る舞ってたはずです。


・・・ワタシの立場になって考えてもらいたい。

ありえない話ですがビジンダーさん。もしあなたがワタシから、訪問介護の仕事を頼まれたとして。訪問介護に赴いたとして。

帰ってきたら、なんかおかしなことになってて。

それで訪問介護のスタッフである、ワタシかブーカに訊ねて。

そこで「怒るんですか!!」ってキレ気味に言われたとしたら。

・・・どうです? どういう気持ちになります?


ワタシはこの後、早退しています。

これは職場放棄ではないです。正当な権利を行使させていただいたまでです。

ワタシは当時、訪問介護事業所の所長です。管理者なのです。

管理者は当然のことながら、自分のスケジュールを管理する立場にもあるワケです。いつ半日休みをとるかは、ワタシが決めることです。


結局、その日は帰りましたけど。怒って帰りましたけど。

しかしこれは一体なんなんだ? と。

本当に何がなんだかわからない状況でした。


そして翌日・・・ワタシは知ることになります。

あなたたちが行った 愚行 を。

・・・でもそれだけでは終わらなかったですね。あなたたちが一体どういうつもりだったかは知りませんが。

ワタシにとどめを刺そうとしますね。