リハビリに気を使うつもりはありません。

しかしワタシがM病院で最初に就いた職。リハビリ助手なのです。

リハビリに関わっているという点では、マッサージのメクラさんの次に古い人間となります。

そしてそれはデイケアにも言えることです。なんせ創立メンバーなのですから。

つまりワタシは、他のリハビリ・デイケアスタッフたちよりも長くM病院を見てきたことになります。


それだけではありません。

朝送迎の際、運転手であるS原さんやねずみ男事務長とは、よく話をしました。

その会話の中で、リハやデイ以外の部署のことを聞かされることも多かったのです。なので多少はヨソの部署の状況、知ってました。

更に言わせてもらえば・・・ビジンダーさんも、ご存知ですよね。

ワタシは院長先生の、パソコンの中まで見ることが出来たのです。


『M病院の現場のこと、1番わかっているのは自分』

・・・そのころのワタシには、そんな自負がありました。

単なる自惚れであり、ただの勘違い野郎です。しかし当時は真剣でした。

だからこそ、院長先生のお話というか指示

「もうリハビリには行くな」

このことについては、慎重に対処しなければならない。そう考えました。


・・・実はこのあと、ず~~~っと過去の話を書いてしまったのですが、長くなり過ぎたので全部削除しました。

端折ります。


とにかくビジンダーさん、あなたが『M病院』に就職してくる前。

デイケアと・・・他部署といっていいでしょう。とあるひとつの他部署との間で、ちょっとしたことがあったんです。

それはそのときの状況もあって、やむを得ないということもありましたし。その後のことも、仕方がなかったと言えばそれで通るかもしれません。

しかし・・・あのとき、自分がもうちょっと上手くやれていたら。

例え結果が一緒だったにしても、お互い後味の悪い思いをしなくて済んだかもしれない。

そんな自責の念が自分にはあったのです。


なので今回は同じ轍は踏まない、と。

上手く立ち回れば、事を穏便に済ませられる。病院全体を把握している自分にはそれが出来る。

そしてそれが

デイケアのためになる

そう思ったのです。


「えっ!?」

と思われたかもしれません。

「院長先生が行くなと言ったのはリハビリ。なのになんでデイケアの話になるの??」

そう疑問に感じるのが普通ですよね。

もちろんこれには理由がるのですが、ちょっと言いにくい話なので・・・次回にまわします。