しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

2021/07

A山山荘って確か・・・この数年後の、梅雨時に降った大雨で崩壊したよね? 

と思い立ち、ググってみたところ

普通に営業してました。


なら1回行ってみよっかな? 母の年金で!! 

ってことで調べてみたところ、虎ふくコースはディナーのみで7日前から予約が必要、だけなら別にいいんですが・・・

受付人数 2名様から

ですと(▼ヘ▼;)



・・・あのさ。

この「2名様から」と、飲食店入ったときの「おひとり様ですか?」。

毎回、心に突き刺さるものあるんですけど。


・・・ならもう、いっそのこと言ってくれよ。

「ずっとおひとり様ですか?」

「これからもおひとり様ですか?」

うん、これ言われたら食べないで帰るから。ダイエットになるし金も減らんしで一石二鳥だわ。


ってまたどうでもいい話でお茶を濁したところで。前回の続きです。




飲み会の会場はお座敷の大広間。何列かに座卓が並べられています。

ワタシがクジで引き当てた場所は、入口から入って一番奥。壁際の中央付近。

対面にはインチキでその場所を得たフリンマン、その左横にはビジンダーさん、そして右横にはws主任が陣取っています。

フリンマンはws主任には目もくれずにビジンダーさんと話をしています。ワタシは気が気ではありません。

・・・そんな風にワタシから思われてたということが気持ち悪い、と思われるかもしれませんが。まー聞いてください。

それ相応の事情というか理由があったんです。取って付けたような、こじづけの理由ではありません。それは近いうちに必ず書きます。説明します。きっとわかってもらえると信じています。



まーそんなワケで、会が始まってからずっとイライラハラハラドキドキだったのですが。ここで奇跡が起きます。

ビジンダーさんが「用事がある」ということで、帰ってしまったのです。

これには正直ホッとしました。これでとりあえず今日は何も起こりません。

しかし安心した途端・・・なんだかだんだんと腹が立ってきました。



当時、フリンマンは南木さん(仮名)と結婚して、まだ長い月日は経ってなかったはずです。それなのに、それなのに・・・

オレのビジンダーさんに色目使いやがって!!

あ、オレのじゃなかったですね。失礼しましたm(_ _₎m



「いや、別に口説かれてないし。アンタが勝手にそー思ってるだけやん。」って半ば呆れてるかもしれませんが。

いーや、
アイツはそーいう気やった!!


なぜならその次の飲み会。ワタシという『黒幕』の導きによってフリンマン、
ws主任と 不適切な関係 になりましたよね。それが証拠。



ワタシの怒りの炎はメラメラと燃え上がっていました。

そして、過去に見た 『スカーレット・ピンパーネル』 の
一場面が、頭の中をよぎりました。

A山山荘には広い庭園があります。舞台は整っているのです。


フリンマンは、ワタシが 燃えるような瞳 で睨みつけているのに気付きました。少し驚いているようでした。

「ん? 〇〇チくん、どうした??」

ワタシも少し迷いましたが・・・意を決っしました。

「フリンマンさん。中世のヨーロッパでは、決闘を申し込むとき・・・その相手に手袋を投げつけるそうです。ワタシは今、手袋を持っていませんが・・・

あなたに決闘を申し込みたい!!」





キチガイか!?

って思われたでしょうね。いや、フリンマンからだけじゃなく、これを読んでるあなたからも。

もちろんこれは全て真実です。そしてワタシは心臓病。このとき一滴のお酒も飲んでいません。素面(しらふ)でした。

『スカーレット・ピンパーネル』は1905年にイギリスで出版された小説。

海外では何度も映画化・ドラマ化され、日本でも『紅はこべ』という邦題でテレビシリーズが放送されました。ワタシが生まれるひと昔前です。

内容はあの『ベルサイユの薔薇』の後日談のような話ですが、池田理代子先生の『ベル薔薇』の連載が始まったのが1972年。
同じフランス革命を扱った作品でも、あとの話のほうが先に世に出たというか。時系列が逆になったような感じです。

まだ若いころに、リメイクされたテレビシリーズを・・・テレビで放送されていたのか? それともDVDを借りたのか? とにかく見たことがあります。

自分の中ではあんまり面白い話でも無かったんですが、ひとつだけ印象に残っている場面がありました。

・・・いや、あれは『三銃士』だったかな? もうどっちでもいいや。


それでは『不倫編』本筋ストーリー始めます。



やはりフリンマンのもうひとつのエピソード、書くべきでした。話を進める前に、先に知っておいてもらいたいことがあるからです。

もう簡単に書きますね。数多くのM病院女性職員を堕としてきたフリンマンですが、彼のやり方は「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式ではありません。

彼はゴルゴです。狙う標的ひとりに集中です。それでターゲットを仕留めたあと、また次の標的、またまた次の標的というのを繰り返しているのです。

書こうとしていた『もうひとつのエピソード』というのは、フリンマンが、とある病棟看護婦さんを口説き落とすため、その下準備しているところにワタシがたまたま居合わせたときの話です。

といっても、これから書く本筋ストーリーも似たような話なんですけどね。



S原さんからいろいろ話を聞いていたため、ワタシは自然と彼を観察するようになっていました。


A山山荘だったと思います。

いえ、

A山山荘です!!(断言)

夏だったか冬だったか。そこでM病院の飲み会がありました。

飲み会はフリンマンにとって、恰好の『狩りの場所』です。

フリンマンはそのとき、ひとりの女性に目を付けてました。

座る場所はくじで決めていましたが、フリンマンは確か・・・自分の引いたくじを誰かと交換してたような気がします。いや、してました(これも断言)。

そして、狙った標的の隣りをちゃっかりGetしました。


フリンマンが狙っていた標的とは・・・




ビジンダーさん、あなたです。

はやいとこ『不倫編』の本筋、フリンマンとws主任の禁断のラブストーリーを始めたいのですが・・・その前に書いておきたいことがあります。

それは『M病院不倫物語 愛を語るハイネのようなワタシ』で残した謎の答え。


M病院に『院内結婚カップル』という、いくつもの『幸せの花』が咲いたのは 俺様のおかげ。それは一体どーいうことか?


・・・言わずもがな、です。

ワタシが行動を起こさなければ、フリンマンは退職させられてなかったかもしれないのです。

もし彼が退職せず、そのままM病院に残っていたとしたら・・・彼は若い女性職員に手を出すことを続けていたでしょう。

昔でいうプレイボーイといえば聞こえはいいですが、単に女にだらしない男・女たらしです。
そしてそんな男の相手をした女性を、他の男性職員たちはどー見るか?


とりあえず、恋愛の対象ではなくなります。


・・・もちろんこれは、ワタシの勝手な推測です。恋愛対象アンケートをとってまわったワケではありません。

しかし同じ職場、同じコミュニティなんです。そこで自分以外の男性、特にフリンマンのような男と関係を持った女性となると・・・誰しも最初から「無いわ」になると思います。

となると、当然『院内結婚カップル』の多くは生まれなかったことになります。『幸せの花』の種は蒔かれないまま終わっていたのです。



まーとにかく、とにかくですよ。

ワタシの行動がきっかけでフリンマン退職、その後に入ってきた人たちの職場恋愛がスムーズに進んだ、と。

つまり 俺様のおかげ であることはご理解いただきたいのです。



・・・でもこれって案外すごいことなんですよ。

なんか歌の歌詞でありましたよね? 『なにも言えなくて・・・夏』だったかな? 今からの季節にピッタリな曲。その歌詞。


私にはスタートだったの あなたにはゴールでも♪


・・・結婚が恋愛のゴールとするならば、ワタシはゴールに辿り着けなかった人間です。それどころか、スタートすら切れなかった(´;ω;`)

でもそんなワタシが!! ねずみ男事務長と院長との三位一体攻撃でフリンマンを退職に追い込むという、いわばラブワゴン(古!!)専用道路の整備を行い。

そしてその道を通った『院内恋愛カップル』が!! 見事、結婚というゴールにまで到達するんです!!

それだけじゃありません。

ワタシは結局、子供を授かることは出来ませんでした(´;ω;`) でもそんなワタシが整備した道、そこを通ってゴールインした『院内結婚カップル』たちが

子供を生んでいるんです!!

・・・ワタシがいなければ、生まれなかった命かもしれません。

つまり、『院内結婚カップル』の子供たちは

ワタシの子供です!!



無職こじらせて、とうとう気が狂ったかと思われたかもしれませんが。仕事辞めてからそろそろ7年になります。


もちろんワタシだって、最初からフリンマンを辞めさせようなどと画策していたワケではありません。たまたまそうなっただけです。

しかしそれでも!! 幸せになれなかった男が、間接的にではあっても人を幸せにした!! これって凄いことだと思いませんか??


・・・誰も誉めてくれないんで、自分で自分誉めましたv( ̄∇ ̄)v



というワケで。

実は本筋ストーリーに入る前に、もうひとつフリンマンについて書きたいエピソードがあるのですが。
もう端折ります。その話は書籍化する際に付け加えます。


ついに次回から『M病院物語 不倫編:愛の劇場』その本編が始まります。乞うご期待!!

ビジンダーさん、読みに来てほしいな(´;ω;`)

ワタシがM病院を退職する前の年。ビジンダーさん、M病院に立ち寄られたことがあったそうですね。

ワタシはその日、有休でした(´;ω;`) そして翌日、その話を聞かされたとき、自分の運命を呪いました。

あなたが退職する日も会えなかったし。こうまでも縁がないものかと(´;ω;`)


・・・しかし笑いそうになったのも事実です。

というのも、その話を聞かされたのは朝のミーティングのとき。ハゲ主任、業務連絡とかの途中にビジンダーさん来院の話をしたんです。

当然そのころはもう昔とメンバーは入れ替わってます。ビジンダーさんを知ってるPTはいません。ってゆーか仕事と関係ないやんって。

どんだけ『大物ゲスト』なんよって(o^∇^o)



その日のお昼の話です。

ワタシとハゲとM月さんが遅上がりで、3人ともリハ室のカウンター内でパソコン入力とか資料探しとか。各々の仕事をしていました。

といってもワタシは体が大きいほうらしいし、M月さんは学生時代に相撲界からスカウトされたほどの巨漢。

狭苦しくて暑苦しくて、たまりません('д` ;)

とりあえずその場を離れようとワタシが1歩踏み出したとき、ハゲに呼び止められました。そして、こう聞かれました。


「ところで〇〇チさん、い〇〇〇さんとは ヤったんですか?」





ヤったんですか?ときたもんだ!!


びっくりしゃっくりですよ、もう!! M月さんもいるのに!!

・・・でもね。ワタシも男ですよ。見栄を張りたいですよ。


そこで「ヤってない」とは言えないですよ。


それに、いずれ書くことになりますが・・・『過去の軋轢』もあります。引き下がるワケにはいきません。



「はい。300回くらいヤりました。」



・・・嘘でーす。いや300回が嘘とか、そーいうことじゃなくて。そんなこと言ったというのが嘘。そんなこと言ってません。


ワタシは静かに

「い〇〇〇さん、彼氏がいらっしゃったんですよ。」

と答えました。するとハゲ主任、

「彼氏がいるとかいないとか・・・そんなの関係ないでしょう? あの人。」

ですって。ニヤニヤしながら。あー気持ち悪。



不愉快な話してスミマセン。気分を害されたことでしょう。でもこれから書いていく『不倫編』『大変な思い編』はそんな話ばっかです。

暑い日が続きますね。お体、大事にしてください。

事務のS原さんはデイの女性スタッフから酷く嫌われてましたが、ワタシはそんなに悪く思ってませんでした。

彼は退職後もワタシと付き合いを続けたかったようですが・・・お互い行き違いがあって、それは実現しませんでした。

そういえば1度、メールが来たことがあります。それに気付いたのがたまたまリハ室にいたときで、なんとなくws主任に話してしまいました。

・・・別に、何かある度にws主任にお伺いを立てていたワケではありません。近くにいたので、本当に『なんとなく』です。

ws主任は、いい顔しませんでした。

「ああいうカタチで辞めた人と付き合いがあると知ったら、院長や他の職員はどう思うか。あなたのためにならない。関わらないほうがいい。」

・・・こんな堅実なアドバイスをくれるws主任が、似たようなカタチで職を追われることになるのですから。人生ってわからないものです。



S原さんとは昼の送迎でよく組んでました。

利用者を全員送りきったあとは会話タイム。
主にガンダムの話ばかりしてましたが、たまに「おっ!?」と思えるような院内情報を流してくれます。ワタシの諜報活動に一役買ってくれてたのです。


ある日の送迎の帰り道。彼はしたり顔でワタシに話しかけてきました。

「ねえ〇〇チさん、『フリンマンと関係を持った』女性職員、全員知りたくありません?」

「う~ん? 別に~・・・。」

「じゅー言いますね。〇〇さん、〇△さん、〇▢さん、〇✕さん・・・。」

「ほへ~・・・すごいね。」

「まだまだいますよ。▢〇さん、△▢さん、✕△さん・・・。」

若い人全員やん。

「そして・・・▢〇さん。」



「えっ!?」



「それちゃんと調べて言ってる!? ▢〇さんって旦那も子供もいるし、真面目そうやし・・・S原さん、あなた大変なこと言ってるよ!?」

「ちゃんと裏は取れてます。私が今まで嘘情報流したことありましたか? 噂の類じゃない、全て事実です。」

「・・・。」

S原さんはムッとしていました。ワタシは驚きを隠せませんでした。



と、ここまで読んで

「ちょっと待って。男の人って普段そんな話してんの?!」

と驚かれたかもしれませんが・・・しますね。

ねずみ男事務長なんか大好物です。この手の話は。


男ばかりの飲み会とか、多人数のときにはそーいう話にはなりません。

ワタシも男優会(AVかよ!?)とかソフトボールの納会とか数回参加しましたが、女性の名前が出たことは1度もありませんでした。

主に少人数・・・1対1での会話とか、そんなときですね。


誓って言いますが、ワタシのほうから誰かにそんな話を振ったことはありません。
ワタシは女性の話をするよりも、女性と話をするほうが好きな男です(* ̄∇ ̄*)


そーいえばビジンダーさんも、そーいう話の標的にされたことがありました。

それは次回の講釈で。

↑このページのトップヘ