しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

2022/04

「ブーカをすぐにクビにしなかった」もうひとつの理由。

それは・・・ 予感です。

またそんな話か('~`;) と呆れてるかもしれませんが。まー聞いてください。


フリンマンとws主任をくっつけようとしたり。もう10年以上も関わりのないあなたに、いきなりメールを送ったり。

ワタシは時折、ワケのわからない積極性と瞬発力を発揮するのですが。

基本的には自分から動かない人間です。前に出て主張するより、引いて我慢するほうを選ぶタイプなのです。

そんな人間からすると、起こること・自分の身に降りかかってくること。これがとても重要になってきます。

自分から動かない以上、それが人生の大部分を形成していくワケですから。


そして。「棚から牡丹餅」とか「果報は寝て待て」とか。そんな諺(ことわざ)、いろいろありますよね。

でもそんな、何もしてないのに幸運が舞い込んでくるとか・・・そんな都合のいいこと、然う然うあるワケないんです。


ワタシは自分からはなるべく前に出ようとせず、「川の流れのように」「時の流れに身を任せ」生きてきました。

しかし清流でも、大雨が降れば激流になります。川にゴミを投げ入れる人もいます。工場排水で汚染されることもある。

ワタシの人生・・・いや、流れに身を任せている立場上、それは運命といってもいいですかね。

とにかくワタシの人生・運命。まるで投げ入れられたゴミが流れる、激流の工場排水のようでした。


そして嫌な経験を多く積んできた人間は・・・不幸に敏感になるんです。

しかも概ね、その不幸というもの。自分の予想を遥かに上回ります。

悪いことが起きそうな予感しているにも関わらず、思ってもみない不幸な出来事が起こる。まー不幸な出来事って大体そんなもんでしょうが(笑)。


ねずみ男事務長と話をしている最中。

「これでブーカと離れられる」「しかしビジンダーさんが納得してくれるか?」と。いろんな感情が入り交じり、複雑な気持ちでした。

しかし「今から院長に話にいく」と、ねずみ男事務長に言われたとき。


とてつもなく嫌な予感がしました。


それがその日、その時点でブーカを辞めさせることを決定しなかった理由です。

「ブーカを辞めさせたら、N本も一緒に辞めてしまうかもしれない」

ビジンダーさん。これは元々、あなたの発した言葉です。

その言葉をワタシがねずみ男事務長に申し上げ、その上で「だからデイに、ふたり雇ってほしい」と。

・・・ワタシの意図、わかりますよね?

あなたに納得してもらうためです。

いや、これで納得してくれるだろうと思ったのです。ふたり辞めたとしても新たにふたり雇う。そうすれば人員数的には一緒です。

ブーカをクビにすること、あなたも認めざるを得ないだろう。そう思いました。


でもそれは理屈ですよ。


例え理屈は通っていても、感情的な部分であなたは納得しないかもしれない。

ブーカがクビになったことでN本も辞める。それはいい。

しかしそれで嫌気がさしたあなたが、万が一退職届でも出そうものなら。あなたまで、いなくなってしまったら・・・。


それが「即刻ブーカをクビにする」判断を鈍らせた、ひとつの要因です。

別にビジンダーさん、あなたのせいにするつもりはありません。ワタシに決断力がなかっただけです。


でもこの日、家に帰ったあと。いろいろ考えました。

どうやったら、あなたを納得させられるか? 

どうやったら、事を穏便に済ませられるか?

そこで思い付いたのが・・・新たに雇う職員ふたりのうち、ひとりは看護婦さんを雇用するようお願いする、ということ。

これだったらビジンダーさんも体調の悪いときとか、気兼ねなく休めるでしょう? 普段の業務の負担だって軽くなります。

ワタシだって看護婦さんがひとり増えたら・・・例えあなたが休んだとしても、もう病棟に応援のお願いなど、行かなくて済むのです。

本当に嫌だったんですよ、あれ(´;ω;`)


だけどこの、看護婦をもうひとり雇うということ。これもまた諸刃の剣で。

「ひとり(看護婦が)いるんだから、もう私、辞めていいよね~♪」って感じで。あなたがアッサリ辞めてしまうかもしれない。

そういう、ワタシにとって嫌な結果になる可能性も併せ持っていました。


なら、どうしたらいいだろう? どうやったら上手く物事が運ぶんだろう?


・・・その日だけじゃなかったです。しばらくの間、ずっとそんなことばかり考えてました。そして悩みました。

本来このブーカの件、訪問介護の問題なんですけどね。まわりがどーのこーのじゃないんですけど。自分が余計なこと、考え過ぎたのかな・・・。


ねずみ男事務長との密談のあと、すぐにでもブーカをクビに出来たのにしなかった理由。辞めさせたい気満々だったのに、その場で即決出来なかった理由。

もうひとつあります。


・・・今まで長々と付き合わせてしまってスミマセン。しかし時系列的にこの段階で、書きたいけど書いてない話、端折ってる部分。いっぱいあるんです。

ま、それはそれとして。ブーカとN本の話、もうすぐ終わります。

N本が辞めるときの話は、また別の機会に。

そして中断? 状況の『不倫編』も、あと1回あれば終わらせるのに十分だと思います。

今年中に全て書き終えるつもりです。とりあえず、あなたが辞める日の話までは。それまで読みに来ていただいたら幸いです。

太り始めてたんで、こんな動画作ってみたのですが。

 


ダイエットの必要なかったかもしれません。というのもワタシ、春先は必ず体の調子悪くなりまして。

おまけに今回、歯痛も重なり。それで痛み止め飲んだら、今度は胃もやられて。

キツい~~~(TДT)

おかげで痩せそうではあるものの、食べる動画の制作・及びブログの更新滞っております。

やわらかいモノなら食べられそうなんで、プッチンプリン何個食べられるか?
動画でも作ろうかいな?

・・・冷たいモノでもしみるんだった。打つ手なし(´;ω;`)

なぜワタシが、その場で『ブーカをクビにする』決断を下さなかったのか。

それは・・・

ブーカを辞めさせることによって、訪問介護事業そのものが運営できなくなってしまう。

・・・申し訳ない。

ワタシなんぞを所長にしてくれた院長先生に、申し訳ない。

そういう思いが脳裏を過(よぎ)って。それでブーカを辞めさせることに、躊躇してしまった・・・


のではありません。


どの道、無理だったんです。それは過去記事にも書いてますよね。

言いワケと捉えられても構いません。無理なものは無理なんです。

ならば1日でも早くブーカをクビにし、訪問事業所を閉じ。ワタシが正規のデイケアスタッフに復帰する。それが最善の策なのです。


以前から言われていたんです。ねずみ男事務長に。

「ブーカが訪問介護に行くことで、M病院の評判まで悪くなってしまう。」

ワタシも同じ考えです。そのブーカを辞めさせ、ワタシが『恥を忍んで』デイケアに出戻りし、誠心誠意で働く。

それが院長先生の気持ちに報いること。そう思ったのです。


N本のことも気ににはなってました。いろいろまた、うるさいだろうなって。
でもそれも大した問題じゃない。

今度のことは『病院の決定事項』なんです・・・実現していれば、の話ですが。

もし実現していれば、それは所長のワタシとねずみ男事務長、そして最終的には院長先生が決めたことなのです。

N本が何を言ってこようと、『院長先生が決めたこと』という大義名分があります。しかもこのときワタシは、それを口実にする気すらありませんでした。


自分で言うのもなんですが。ワタシは上品で、奥ゆかしい人間です。なので自分を主張するのは苦手です。

しかし『病院の決定事項』に異を唱えるなら。院長先生に逆らうと言うのなら。

ワタシは徹底的に闘いますよ。許しません。

そもそもN本にいろいろ言われる筋合いないです。ビジンダーさん、あなたは「ブーカを辞めさせたらN本も一緒に・・・」などと申しておりましたが。

ワタシは何より、そうなることを望んでいたんです。


それならブーカを即決でクビにしなかった理由は? 

ってゆーか、「院長先生に逆らうの許さん」とか言いながら。自分は逆らって、デイケアで働いてたよね?

そう思われてるかもしれません。

説明させてください。まず「院長先生に逆らってデイで兼務していた」ことについては・・・単刀直入に箇条書きさせてもらいますと


デイケア愛

そのほうがM病院のためになる

あなたがそうする様、電話してきた

デイケアを助ける白馬に乗った王子様気取り


それぐらいですかね。あ、あと・・・

ビジンダーさんのそばにいたかったから、というのもあります(●´ω`●)


そして本文冒頭に戻りますが。

なぜそのとき、すぐにブーカをクビにしなかったか?

その理由はふたつ。それは次回の講釈で。

「ブーカを辞めさせる。そして、訪問介護事業所を閉鎖する。

・・・キミだって重荷だろう? ブーカのことも。訪問事業所のことも。

キミの雇用は保障する。訪問事業所を閉鎖させたあとは、デイケアのスタッフに戻ってもらう。

キミのほうから院長には言いにくいだろうから・・・俺が言ってやる。」

これが、ねずみ男事務長が持ち掛けてきた話です。


これからどれぐらい後だったか。ハゲがリハビリの主任になりましたよね。

リハビリはハゲが主任になる以前から、業務的なシステムは整っていました。

そしてハゲと一緒に働くPTの先生たちも、デイのスタッフとは比べ物にならないくらいマトモです(笑)。

しかしそんな状況下でも、事あるごとにハゲは院長先生や事務長のところに出向いてました。連絡や報告を密にしてました。

それが本来の、責任者としてのあるべき姿です。そして・・・そうでないと出来ない。出来ないですよ。自分ひとりでは無理なんです。


ワタシはどうだったか。

院長先生から「デイには行くな」と言われている手前・・・デイに入り浸っているワタシは、むしろ院長先生のところに行けなくなっていました。

ねずみ男事務長とも上手くいっておらず、相談どころではありません。

現場レベルでもws主任やS原さん。ワタシに苦言を呈すほうです。

そしてビジンダーさん、あなたに至っては・・・

どこをどう見間違えたら、そういうふうに見えるのでしょうか? ブーカとN本のこと、よさげに評価してましたね。

それにその当時、ワタシはまだ

訪問介護の所長ながら
デイケア及びビジンダーさんを助けにやってくる
白馬に乗った王子様

気取りでいましたから。あなたに弱いとこ、見られたくなかったんです。


誰にも相談出来ない。誰にも話せない。

・・・完全に孤立無援。八方塞がりです。

その状況で、ブーカとN本に対峙しなければならないのです。

これは出来ない。出来ないですよ。


いやもう、仕事どころではないです。

どうしたら訪問の利用者が増えるか・どうしたらよりよいサービスを提供できるか。そんなこと考える余裕もなかったんです。

・・・考えたところで、ワタシとブーカじゃ実現無理だったでしょうけど。


もうね。本当にあのふたりのせいで、こっちは頭がおかしくなりそうだったんです。そしてそれはもう、限界の域に達していました。

そこにねずみ男事務長からの、この話です。まさに『願ってもない』話でした。


しかしワタシはそこで、厚かましくも条件を出します。

「ブーカがいなくなれば、デイで働く職員もひとり減ることになる。デイにひとり、職員を補充してほしい。」


ワタシはこのとき、自分が初めて任された訪問介護事業所・そして、初めて就任した所長という役職。

それら全て、自ら捨てるか否かの選択に迫られていました。

なのにこの期に及んでワタシはまだ、デイケアのことを考えていたんです。


・・・愛ですよ。

デイケア愛です。
これが愛っちゅうもんやでっ!!


まーそれはさておき。ねずみ男事務長は

「それは当然だ。必ずひとり、デイの介護スタッフを雇う。」

そう約束してくれました。

しかしそこで。そこでです。ワタシは更なる要求をしてしまいます。

「ブーカを辞めさせたら、N本も一緒に辞めるかもしれない。だから・・・

ふたり雇って下さい!!」


あの・・・一応ねずみ男事務長は、ワタシを助けてくれようとしてるんですよ。

それなのに、それを理解しているワタシが臆することなく、なぜこんな厚かましいお願いしているのか? というと。


ビジンダーさん、あなたを納得させるためです。


「ブーカを辞めさせたら、N本も一緒に辞めるかも」 

これはあなたの言葉です。

でもですよ、それで困ると言うのなら・・・アイツらがいなくなった分、新しく人を雇えば済むでしょ? それで事足りるでしょう? 解決するでしょう?

理屈は間違ってないでしょう?


・・・本来、ワタシが考えなきゃいけない事案ではないんです。ワタシはデイケアのスタッフではないんです。

それでもやはり、ワタシはデイケアを愛していたのです。


「う~ん・・・それ(ふたり雇用)は考えとく。

だから、いいな? ブーカを辞めさせて訪問閉鎖。いいな?

キミがOKを出してくれたら、今から院長に言いにいく!!」

「ちょ、ちょっと待ってください!!」


・・・とんとん拍子に進む話に、躊躇してしまったワケではありません。

「少し・・・考える時間をください。」

「そうか。キミも急に言われてすぐに、っていうワケにはいかないよな。

わかった。キミの気持ちが決まるまで待つ。だけどなるべく早く返事をくれ。」

そう告げると、ねずみ男事務長は先に部屋から出て行ってしまいました。


照明がついていたのかいなかったのか、そこに誰かいたのかいなかったのか。

覚えていません。ただしばらくの間、ワタシはひとり・・・俯いたまま、ポツンとイスに座ってました。


このとき、なぜねずみ男事務長の提案を快諾しなかったのか。

なぜ即断即決でブーカをクビにしなかったのか。

なぜ『考える時間』を必要としたのか。

それは次回、説明させていただきます。

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