しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

2022/12

ワタシは確かに、あなた方を助ける『白馬に乗った王子様』気取りでいました。

しかしそれは自分の内面で、だけの話であって。

ワタシはただの1度たりとも、あなた方の前でそのような素振りを見せたことはないはずです。

このときだってそうです。

昼休みの直前になって、デイ利用者の入浴介助を頼まれたとき。

ワタシ、嫌な顔しましたか? 

もしくは「やってあげる」みたいな態度をとりましたか?

むしろあなたが気兼ねしないよう、意識して普通に振る舞ってたはずです。


・・・ワタシの立場になって考えてもらいたい。

ありえない話ですがビジンダーさん。もしあなたがワタシから、訪問介護の仕事を頼まれたとして。訪問介護に赴いたとして。

帰ってきたら、なんかおかしなことになってて。

それで訪問介護のスタッフである、ワタシかブーカに訊ねて。

そこで「怒るんですか!!」ってキレ気味に言われたとしたら。

・・・どうです? どういう気持ちになります?


ワタシはこの後、早退しています。

これは職場放棄ではないです。正当な権利を行使させていただいたまでです。

ワタシは当時、訪問介護事業所の所長です。管理者なのです。

管理者は当然のことながら、自分のスケジュールを管理する立場にもあるワケです。いつ半日休みをとるかは、ワタシが決めることです。


結局、その日は帰りましたけど。怒って帰りましたけど。

しかしこれは一体なんなんだ? と。

本当に何がなんだかわからない状況でした。


そして翌日・・・ワタシは知ることになります。

あなたたちが行った 愚行 を。

・・・でもそれだけでは終わらなかったですね。あなたたちが一体どういうつもりだったかは知りませんが。

ワタシにとどめを刺そうとしますね。

1日過ぎてしまいましたが・・・

そして、もう見てくれてないでしょうけど

お誕生日おめでとうございます!!

昨年に引き続き動画作らせていただきました。

・・・まー中盤から、かなり酷いこと言ってますが

冗談ですよ!!

・・・いつか笑って話せる日がくれば、と。本当に思ってます。

それではお体に気を付けて。

あ・・・あと、あなたの現状。本当に心配しております。

どうかご無事であるよう・・・。


溜まっている用事、今日もひとつ終わらせました。

少しずつですが、前に進んでおります。

それでは前回の続きです。


「違う!! 俺は関係ない!! い〇〇〇さんとN本さんがやったんだ!!」


・・・そんなこと言われても、ワタシには何の話だか。皆目見当も付きません。

なので詳しく訊いてみようと思いました。

しかしハゲはワタシにその暇を与えず。逃げるように、本当に逃げるように急ぎ足で、リハ室に入って行きました。


「?」です。全く以って「?」であります。


だけどデイには、ビジンダーさん、あなたもいるし。N本だっているワケです。

デイに戻りました。当然、N本はいるに決まってます。何か知らないけどチョコマカと動き回っていた・・・と記憶しています。

そしてビジンダーさん。このときあなたは、そこにいませんでした。


「さっきそこでハゲになんか言われたんだけど。知らない?」

N本に訊ねてみました。するとN本・・・凄い形相でワタシを睨み付けてきたのです。


「なんですかっ!? 怒るんですかっ!?」


これには驚きました。まさかこんな返答が返ってくるなんて、思ってもみませんでした。


いやN本、怒ってるのはお前だろ?

ってゆーか

なんなんですか?

なんなんですか? コレ一体?


別にワタシ、おかしな訊き方したワケではないですよ。

そもそも怒るも何もないんです。事情がわかってないんですから。その時点で、何も知らないんです。

それで怒るとかナンとか。むしろ怒りようがないです。


このときワタシが怒ってるように見えたのなら。それはハゲとN本に、後ろめたい気持ちがあったからではないでしょうか。

とにかくこのときは本当・・・一瞬、茫然としたというか。

頭の中が真っ白になりました。

そしてフツフツと、怒りが沸いてきました。

昼の送迎業務、恙無く終わりました。

お腹はそんなに空いてません。

そもそもワタシは・・・こんな体型なので信じられないかもしれませんが、昼休みは「食べる」ことより「寝る」ことに費やしたいタイプなのです。

しかしその日の送迎前は、ボーっとしながらS原さんと喋ってたワケですから。それほど眠くもありません。

なので戻り次第、業務に就くつもりでした。


当時のデイケア施設は、まだ院内にあるころ。旧施設です。

送迎から帰ってきたとき、助手席のワタシは駐車場の入口付近で降ろされます。そして正面入口を通り、デイに戻るというのがいつものパターンです。

その日も当然同じで、受付の前を通りデイに向かっていたのですが・・・


第一診察室の前ぐらいです。ハゲがいました。ハゲはワタシを指差して、腹を抱えて爆笑しています。

・・・いや、これ大袈裟に言ってるワケではないです。本当に、第一診察室の前の廊下で声を上げて大爆笑していたのです。

正直、「?」です。それはそうでしょう? ワケがわかりません。


これはワタシの悪い癖なのですが。

ワタシの視力が落ちてきたのは、小学二~三年生くらいのころです。

元々目が悪かったワケではないワタシにとって、眼鏡をかけるという行為。

鬱陶しいこと、この上ないことでした。

なので高校卒業ぐらいまで、必要なとき以外は裸眼で生活していたのです。

その結果・・・目付きが悪くなってしまったというか。眉間にシワを寄せて物を見る癖がついてしまいました。


あの日は晴れてました。そこを昼送迎です。そして院内では比較的明るい受付・待合室の前を通り、暗い廊下に差し向ったのです。

おそらくワタシの目付き、相当悪かったのでしょう。

加えて、爆笑しているハゲにワケがわからず。怪訝そうな表情もしていたかもしれません。


「なんですか?」

ワタシは尋ねました。確かに記憶しています。その一言しか言ってません。

するとハゲは笑うのをやめて、「え?」という顔でワタシを見ました。

・・・いや、それは訊くでしょう? 目の前で、指差されて笑われたら。

ただ、やはり自分の目付きの悪さは自覚してましたし。しかもハゲが、あまりにもマゴマゴしてたというか・・・狼狽(うろた)えた感じでしたから。

「なんか怖がらせちゃったかな?」

と自分のほうが気を使ったぐらいです。


そのあとちょっと、ほんのちょっとだけ間がありました。

そしてハゲが、苦し紛れのように言葉を吐き出しました。

「違う!! 俺は関係ない!! い〇〇〇さんとN本さんがやったんだ!!」

なんか必死な感じでした。

ただそんなこと言われましても・・・コッチは相変わらず意味がわかりません。

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