しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

2023/02

「キミはまだ、他の部署に出入りしてるのか?!」

・・・やっぱりその話です。


で、このときなんですけど。

「ブーカをクビにして、ワタシがデイケア職員に戻る」

という計画。この時点ではまだ、持ち上がっておりません。

そして。

ws主任からリハ室へと呼び出され、他部署スタッフさんがいる前で

「もうデイケアに行くのはやめなさい」

と申し渡された件。

これに関しては、今回の話の前だったか後だったか。正直、覚えていません。


ただひとつだけ言えるのは、このときはそういう・・・いろんな方々の思惑とか。気にしている余裕はなかったということです。


もちろん弁明する材料はありました。デイケアの職員不足がそれです。

確かに施設基準は満たしていたのかもしれない。でないと運営出来ないはずですから。

しかし実際、あの人数では無理でしょう? 自分たち訪問介護のスタッフがいなければ、仕事がまわらなかったと思います。


けれどもこのとき、そのことを主張することは出来ませんでした。それほど院長先生、怒ってたというか・・・不機嫌だったのです。

「あの・・・その・・・。」

もう、しどろもどろ。これが精一杯でした。


「まだ行ってるのか!?」

「あれほど行くなと言ったろう!?」

院長先生、追い打ちをかけてきます。こっちはもう、蛇に睨まれた蛙です。何も言えません。


そして・・・ひと呼吸置いたあと。

院長先生は強い口調ながらも、言い聞かせるようにワタシに『ある言葉』を仰いました。

院長先生の言葉ですから、『命令』とか『指示』といってもいいですよね。

しかしその院長先生の言葉。

ワタシが思っていたものとは、少し違っていたのです。

遡(さかのぼ)ること・・・どれくらいでしょうか。

ワタシはこの件の前に、院長先生から呼び出しを受けてます。


メタルギアというゲーム、ご存知でしょうか?

敵のアジトに潜入した主人公:スネークを、敵に見つからないよう隠れたりしながら先に進ませる。『ステルスゲーム』というジャンルらしいです。


当時のワタシはスネークでした。

院内にあるデイケア施設に出入りする際は、途中で院長先生に出くわさないよう、常に気を付けておりました。

なぜか?

それはビジンダーさん、あなたも知っていたと思います。この『M病院』の過去記事にも書いてあるはずです。

「もうデイケアにもリハビリにも行くな。たとえ仕事がなかったとしても、ここ(訪問介護の部屋)にいろ。」

訪問介護事業所が発足したとき、ワタシは院長先生からそのように命じられていたのです。

そしてそれは、そのときだけではありません。その後も数回、院長先生からそう告げられております。


なので呼び出しの内線が掛かってきたときは、本当に狼狽(うろた)えたというか・・・正直、動揺しました。

院長先生がデイケアに内線入れて。自分はそこにいたワケですから。

現場、抑えられてますから。

あとから聞いた話ですが、このとき院長先生、最初はの訪問介護事業所のほうに内線入れたそうです。

そして「そこにいなかったので」デイのほうに掛け直したらしいです。


ワタシは言われるまま、院長先生の待つ第三診察室へと向かいました。

そして。

恐る恐るノックをし。

恐る恐る扉を開けて。中へと入りました。


・・・院長先生

不機嫌でしたね~~~。

もう不愉快極まりないという顔してました。


「座りなさい。」

「・・・はい。」

ワタシは院長先生に対面するカタチで、診察を受ける外来患者用の丸イスに座りました。

↑このページのトップヘ