しねしね談

無職のおっさんがなけなしの金を叩いてDVDを借り、夏休みでもないのに感想文を書いてしまいます。ジャンルは主に洋画と海外ドラマ、どちらも古いのが好きです。

2025/02

訪問介護とデイケア、そして土曜日はリハ助手と。結局、3つの部署を掛け持ちすることになってしまったのですが。

確かに仕事量というか、やることは増えました。しかしそれはいいんです。

・・・よくはないんですけど。ただワタシ個人としてはビジンダーさん、あなた方が入ってくる以前も、十分忙しかったので。

本業の、訪問介護のほうを疎かにしていた感は否めませんが。それでも各部署で、それなりの仕事は出来ていたはずです。


ワタシを悩ませたこと。デイケア兼務することで、ワタシの受けた弊害。

それはやはりブーカとの関係性です。

ワタシがただのデイケア職員だったら、まだよかったのです。

しかしワタシは訪問介護事業所の所長です。ブーカの上司なのです。

その上司であるワタシが、デイケアではブーカと同じ立場で仕事をしなければならないという・・・

このことは少なからず、お互いの関係性をおかしくしてしまったというか。

自分としてもやり辛かったし、訪問介護の運営にも悪影響を及ぼしたと感じています。


それはデイケア関係なくないか? デイケアで一緒に働かずとも、ふたりは上手くいかなかったのではないか?


ビジンダーさん。もしかしたらあなた、そう仰りたいかもしれない。

しかし訪問介護事業所が、本来の在るべき姿だったなら。

ワタシがデイケアには赴かず、2階で所長としての業務だけを行い、ブーカには仕事の指示を出すだけ。

そういう業務形態であったのなら・・・お互い距離が取れますし、立場の違いもハッキリしますから。

そっちのほうが、案外いい感じの「上司と部下の関係」が築けたかもしれない。


・・・いや、やっぱりブーカじゃ無理か。


ブーカのこと以外にも、デイケア兼務の弊害。あるにはあるんです。

ですが、だからといって

「あなたから電話が掛かってきたとき、断っとけばよかった」

と思っていたかといえば、そうでもなく。

なぜそう思わなかったかといえば、そこにはまた違う『理由』があるワケです。

実を言うと・・・自分には『断りたい理由』があったのです。

そのことについて語るとなると、また長い話になりますし。

あまり気持ちのいい話でもないですので、割愛させていただきます。


そして。

院長先生からも「もうデイケアには行くな」と言われてましたので。

それを理由に断ることだって出来たのです。


つまり、何が言いたいかというと。

『断りたい理由』も『断れる理由』もあった、ということです。


それを断れなかったのは、あなたからの電話、長すぎる説得に根負けして・・・ってまた前回と同じこと書いてますけど。

あなたの説得に応じてしまったのは、流されてしまった、断りきれなかった。

確かに事実としては、そうなのでしょうが。

自分の中に『断りきれない理由』というのも存在していたのです。


・・・『理由』というより『思い』と言ったほうが正確かもしれません。

その『思い』というのは、ひと言で言うと『自責の念』です。


ワタシはM病院デイケアの創立メンバーですから。

思い上がりと言われればそれまでですが、自分がデイケアを作って来たという自負もありましたから。

そのデイケアで働く職員が「仕事が大変で辛い」と嘆いているのであれば、それは自分にも責任があるのではないのか、と。

そういう『思い』もあって、「もあって」です。あなたの頼みを断れなかった。これは本当です。


でも、その『思い』は間違いでした。

これは当時を振り返って、とか。今から思えば、とか。

そういうことではなく、あのころ案外早い段階で、ワタシはそのことに気付いていたんです。


確かにワタシは、開設当初からのデイケアスタッフで。

自分で言うのもアレですが。そのころのワタシ、実によくやってたと思います。

2番目の看護婦さんが辞めたあとは特に。

ここで『がんばってましたアピール』するつもりはないのですが・・・

とにかく、よくやってました。


しかしワタシがどんなにがんばってみたところで、それでM病院デイケアが働きやすい職場になるワケではありません。

人が足りないのであれば、それは病院側にどうにかしてもらうしかないですし。

ワタシの力が及ぶところではなかったのです。

それを短絡的に、自分のせいなのかも、とか。『自責の念』とか。

勘違いも甚だしい、とでもいうか・・・それこそ思い上がりもいいとこ、てヤツです。

↑このページのトップヘ