単刀直入にいうと、翌年起こったことは『ペットロス』と『父の死』です。

1月にメリーちゃん・2月に父・5月にジェシーちゃんがあの世へと旅立ちました。

メリーには先代がいて、その子は自分がM病院に勤めてからすぐに亡くなって。仕事から帰ってきたら既に冷たくなっていました。

だから二代目のメリーが弱ってきたときには「仕事を辞めていてよかった。今度はちゃんとお別れが出来る」と。むしろそのために神様が辞めさせるよう導いてくれたのではないか、とさえ思いました。

でも、死に立ち会うのも辛いものですね。メリーは俺の腕の中で、静かに息を引き取りました。


そのちょうど1ヶ月後に父の死。ある程度の歳をとった息子にとって、父の死は案外簡単に乗り越えられるものです(もちろん個人差はあるでしょうが)。

それとちょうど1ヶ月後というのが。実は父が入院する前日に呆けてたメリーが逃げ出してて、最後のお別れが出来てなかったのです。

でもちょうど1ヶ月後ということは・・・メリーが連れて行ったんじゃないかと。もう意識が無くなって何日も経っていましたから。
あえて1ヶ月後という区切りを付けることで、自分や母に「あの世で会えたよ」と報告したかったんじゃないかと。時計を見て散歩の時間を教えるほど頭のいい子でしたから。


そしてジェシーの死。ジェシーはメキシコ留学した兄が、ホームステイ先から頂いて連れ帰ってきたマルチーズ系のミックスです。

家の恥を晒すようで恥ずかしいのですが、実は兄と俺、ジャギとケンシロウ以上に仲が悪いのです。

だからジェシーが死んだときは自分だけ別の部屋にいました。

たとえジェシーが死にそうでも、俺がいたら兄はそこには近付こうとしないだろうから。
世話をしたのはほとんど自分だったんで、ジェシーも寂しかっただろうけど。わかってくれるでしょう。



ペットロスはペットを飼う人間にとって宿命です。誰でも耐えていることです。

でも自分にはもう・・・耐えられない。

仕事を辞める前から数年間、本当に嫌なこと・辛いことばかりで。一緒にいてくれた2匹もいなくなってしまって、もうなんにもなくなってしまって。


こんなに・・・


こんなに悲しいのなら・・・


こんなに苦しいのなら・・・



俺などいらぬ!!




あの・・・鬼滅か仏滅か知らんけど。なんかアレのアニメの歌の歌詞であるじゃないですか。


ありがとう 悲しみよ って。


でもね


そんなの本当の悲しみじゃないから。

ありがとうなんてとても言えないから。



「いや違うんですよ、あの歌詞の意味は。アニメを見てもらえばわかります。」

とかアニメ好きの人は言うかもしれんけど。



絶対見らん


アレはマンガやないか


絵やないか


作り話やないか


リアルの苦しみ、悲しみ受けた人間はね


もう、なんも言えねえ。

本当に、なんも言えねえ。



世の中にはもっと大変な思いしてる人もいるかもしれません。

それはそうかもしれませんけれども。


俺はもう耐えられん!!




って犬の話の終わりぐらいからは、書き溜めてたのにいろいろまた書き足してるんですけど。


やっぱ今日で終わらんワッ!!


もう大概で違う話に移行したいというか、他にも書きたい話もあるので。

次回絶対終わらせます。端折って端折って端折りまくって書きますので。


次回最終回!!

俺のバッドデスッテネー・・・悪い運命が勝つか? えん魔くんが勝つか?

お楽しみに!!