『スカーレット・ピンパーネル』は1905年にイギリスで出版された小説。

海外では何度も映画化・ドラマ化され、日本でも『紅はこべ』という邦題でテレビシリーズが放送されました。ワタシが生まれるひと昔前です。

内容はあの『ベルサイユの薔薇』の後日談のような話ですが、池田理代子先生の『ベル薔薇』の連載が始まったのが1972年。
同じフランス革命を扱った作品でも、あとの話のほうが先に世に出たというか。時系列が逆になったような感じです。

まだ若いころに、リメイクされたテレビシリーズを・・・テレビで放送されていたのか? それともDVDを借りたのか? とにかく見たことがあります。

自分の中ではあんまり面白い話でも無かったんですが、ひとつだけ印象に残っている場面がありました。

・・・いや、あれは『三銃士』だったかな? もうどっちでもいいや。


それでは『不倫編』本筋ストーリー始めます。



やはりフリンマンのもうひとつのエピソード、書くべきでした。話を進める前に、先に知っておいてもらいたいことがあるからです。

もう簡単に書きますね。数多くのM病院女性職員を堕としてきたフリンマンですが、彼のやり方は「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式ではありません。

彼はゴルゴです。狙う標的ひとりに集中です。それでターゲットを仕留めたあと、また次の標的、またまた次の標的というのを繰り返しているのです。

書こうとしていた『もうひとつのエピソード』というのは、フリンマンが、とある病棟看護婦さんを口説き落とすため、その下準備しているところにワタシがたまたま居合わせたときの話です。

といっても、これから書く本筋ストーリーも似たような話なんですけどね。



S原さんからいろいろ話を聞いていたため、ワタシは自然と彼を観察するようになっていました。


A山山荘だったと思います。

いえ、

A山山荘です!!(断言)

夏だったか冬だったか。そこでM病院の飲み会がありました。

飲み会はフリンマンにとって、恰好の『狩りの場所』です。

フリンマンはそのとき、ひとりの女性に目を付けてました。

座る場所はくじで決めていましたが、フリンマンは確か・・・自分の引いたくじを誰かと交換してたような気がします。いや、してました(これも断言)。

そして、狙った標的の隣りをちゃっかりGetしました。


フリンマンが狙っていた標的とは・・・




ビジンダーさん、あなたです。