このときはまだフリンマンとws主任はなんにもなかったし、ワタシも後にあんなことになるとは予想だにしてませんでした。


2人はワタシにいろんなことを言って聞かせました。

ワタシとしては、そもそも自分の発言自体が本意ではないので。苦し紛れに出た偽言なので、何を言われてもピンと来なかったのですが、最後は

「〇〇チくんも、そのうちいい人みつかるから。大丈夫だよ。」

「そうよ。きっと〇〇チのいいとこ、わかってくれる人現れるから。がんばんなよ!!」

と、なぜか励まされて終わりました。


・・・ちなみにそれから15年以上経つんでしょうかね?


わかってくれる人 現れませんけど。



まーA山山荘の話はこの辺で切り上げるとして、前回・前々回お伝えしたこと

『フリンマンがあなたにアプローチすることを、なぜにワタシが妨害しようとしたのか?』

について説明したいと思います。


それは単純に、ワタシがあなたのことを好きだったからです。

しかしそれは、あくまで根本的な話であって。ワタシが恐れていたのは、そこから派生する二次被害なのです。


まず、あくまで仮定、仮定の話なので。気を悪くなされないでください。。

で、仮定ですけれども。もしフリンマンとなにかあった場合、それは必ず周囲にバレます。

S原さんのような人がいるのです。いや、彼に限らず 不倫編 ~S原さんとの午後のひととき~ で書いたように、男も女もみんなそーいう話は大好物。暇潰しの話題としては持って来いでしょう。

今までフリンマンと関係を持った女性職員たち同様、S原さんのリストに載せられ、興味本位に噂話の種にされていたかもしれません。

ワタシはあなたを、そんな立場にさせたくなかったんです。


それともうひとつ。これは完全に私事のようで私事ではないのですが。

申し訳ありませんけど。ビジンダーさんにとって迷惑な話だったでしょうけど。

当時ワタシは、M病院に勤めていた職員たち皆から「〇〇チくん、ビジンダーさんのこと好きなんだろうな」と思われていました。

・・・それはそうですよね。だってせっかく与えられた訪問介護事業所、その責任者としての業務をほぼ、ほぼですよ、ほぼ蔑ろ(ないがしろ)にしてデイケアに居座ってたのですから。

まーこの件に関しては自分にも言い分があります。けれどもそれを書くとまた長くなるので割愛させていただきます。


で、みんなが『〇〇チはビジンダーさんが好き』と思ってるとして。

「でもビジンダーさんって彼氏いるよね。」は、全然大丈夫なんです。
いやこれはワタシだけじゃなく、他の誰かがワタシと同じ立場でも平気でいられると思います。

しかしこれが院内の男性職員と不倫、しかもその男が女性をとっかえひっかえしているような、いわゆる『不誠実な女たらし』だったとしたら。


ワタシの立場はありません。ワタシはM病院を辞めなければいけなくなります。


・・・大袈裟に言ってるワケではありません。ワタシも男です。男としてのプライドがあります。

いや、ワタシのようなダメな男のほうが変にプライドが高い、というのが正解でしょうね。
そしてプライドが高い分、余計に周囲の目というのが気になるのです。

とはいえワタシではなく他の男でも、ワタシと同じ立場だったら同じ結論に至るでしょう。男にとって、これほど恥ずかしいことはないのです。

でもワタシは辞めるワケにはいきませんでした。その理由はデイケアです。


もちろん、1度はデイを去ろうとしました。訪問介護の所長になったときです。ワタシは、ワタシのような人間を所長にしてくれた院長先生の恩に報いなければなりませんでした。

しかしワタシはデイケアから離れることが出来ませんでした。

それはワタシがデイの創立メンバーであったということ・・・だけではないのです。『デイケア誕生編』は途中で省略してしまいましたが、本当にいろんなことがあったんです。

ワタシのM病院でのスタートはリハ助手です。そしてデイから完全に離脱したあともリハ助手。案外、デイケア勤務よりそっちのほうが長いかもしれません。

けれどもワタシが本当に心血を注いできたのは、やはりデイケアなのです。デイケアの歴史こそ、ワタシのM病院の歴史でもあります。

そしてワタシはそのデイケアを守らなければいけませんでした。フリンマンは面白半分・遊び感覚で女性を引っかけていたのかもしれませんが、こっちはそれどころではないのです。真剣なのです。辞められないのです。


つまりワタシの愚行ともとれる一連の行為は、

ワタシのため

ビジンダーさんのため

そしてデイケアのためにやったことなのです。

・・・そういうことにしておいて下さい。